農業応援隊

ごあいさつ

「ハチドリのひとしずく いま、私にできること」

というお話をご存知ですか? 南アメリカ先住民に伝わる物語を、
文化人類学者の辻信一さんが2005年に出版された単行本のタイトルです。
本ウェブサイトトップページにも掲載していますが、こんなお話です。

森が燃えていました 森の生きものたちは われ先にと逃げていきました でもクリキンディという名のハチドリだけは いったりきたり  くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます 動物たちがそれを見て「そんなことをしていったい何になるんだ」といって笑います クリキンディは、こう答えました 「私は、私にできることをしているだけ」(出典『地球の冷やし方ー私にできること』(ゆっくり堂)より)

共感した人が運ぶひとしずく

私は、ここ10年近く「農業応援隊」として、全国各地で講演活動や流通支援、
産地開発や農産物・特産品の販売支援等などを通じて日本の農林漁業を応援してきました。
これらの私が行ってきた活動で、“大きな何か”が変化することはなかったかもしれません。
しかし、ハチドリの「私にできることをしているだけ」という言葉は、
いつも私を励まし、続ける勇気を与えてくれるのです。
私は、「私にできること」を続け、日本全国で独自に頑張っている
農林漁業者やそれを支援する企業・団体に出会ってきました。
そしてこの活動への共感者が少しずつ現れ、「一般社団法人農商工連携推進協議会」を
設立することができました。ハチドリのように、これからも私たちは地道な活動を続け、
一人でも多く「農業応援隊」(ハチドリ)の仲間が増えることを願っています。
世界に誇れる日本の美しい風景と、そこで生き生きと働いている
農林漁業者を、皆様とご一緒に応援し続けたいと思っています。
皆様方のご支援、ご協力を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

一般社団法人農商工連携推進協議会
代表理事 都築冨士男

プロフィール

元ローソン・ジャパンの代表取締役・社長、上場会社の社長を経て独立。内閣官房 地域活性化伝道師。現在、都築経営研究所代表。企業顧問、講演活動、産地開発や農産物・特産品の販売支援等を通じて中小企業や農業・農村の活性化支援などの活動を続けている。